浦野先生

矯正歯科医の有本です.

イースマイルのパートナードクター浦野先生6/8に講演される様です.イースマイルの多くの患者さんがお世話になっていらっしゃる先生ですからご存知の方も多いですよね.

元々浦野先生とはもう10年以上前に,友人を介して知り合ったのですが,その当時は(浦野先生はどうだったか知りませんが,)私は歯周組織*1が矯正治療にとっていかに重要か、実際のところあまりはっきりと認識していませんでした.当時は歯を抜かずに治すということに夢中でした.非抜歯治療の話を浦野先生にすると,それは歯周の観点からも重要じゃないかというようなことを話されていたと思います.

そしてウィルコドンティックスのコースを受けて以来,浦野先生にはSAPOOのオペをお願いするようになりましたが,浦野先生の歯周治療に対する知識の深さ・ゴールの設定の仕方・的確な診断力にはいつも本当に学ぶことが多いのです.実際浦野先生はアメリ歯周病学会で講演をするようなスゴイ先生なんですよ.あのヒゲは伊達ではありません!今では私も,ウィルコドンティックスの患者さんだけでなく,成人の患者さんでは歯周の診断力なしに矯正治療の診断もできないのではないかと思っています.少なくとも私が患者なら,歯周組織の知識のない矯正歯科医にはかかりたくないですね.それもこれも浦野先生にいろいろと教えていただいているおかげで、イースマイルでは成人の患者さんに対してより完成度の高い治療ができるようになってきたように思います.

来る講演会では浦野先生も『歯周治療における矯正治療の必要性』というタイトルで講演されますが、お互いに専門的知識と技術を統合して,よりよい治療を目指す事ができるパートナードクターを得ることができて,矯正歯科専門医としてはとてもうれしく思っています.

*1:歯ぐきとか歯が埋まっている骨の部分のことです