イタリア北部の郷土料理

はい,有本です.昨日に引き続き,イタリア北部郷土料理グルメの旅第2弾です.

イタリアの晩ご飯はみんなホントにスタートが遅い.7時ごろにレストランに入ってもだぁれもおらず,いすがテーブルにひっくり返ってあがっていたりして,この店は営業しているのか,はやっていないのかと心配していたら8時過ぎ頃から徐々に人が入り始め,9時過ぎでようやく満杯に.というような感じです.で,イタリアは日本との時差が8時間.そして晩ご飯が始まる夜の9時ごろは,日本の朝5時にあたります.いわば徹夜明け状態で2−3時間にわたるディナーが始まります.私たちはゲストですので毎日すごく遅くまで接待してくれるのですが,これが結構つらい.そしてご飯がとってもおいしいだけになおつらい.篠原先生曰く『ちょっとした拷問』のようになります.

それはさておき,ナポリでは水牛の乳から作ったモッツァレラチーズ,豊富で新鮮なシーフード,発祥の地だけあってめちゃくちゃうまいピザが中心で,それこそがイタリア料理だと思っていたのですが,パルマ・モデナ・ボローニャと並んだエミリア=ロマーニャ州では全く違う系統の料理を楽しんだのでした.

まず,パルミジャーノ=レッジャーノと呼ばれるパルメザンチーズと,パルマ産やモデナ産のプロシュート(生ハム)は毎回テーブルに載せられます.昨日も書いた通り,これにバルサミコ酢ランブルスコだけで,あまりにうまいのでバクバク食べてしまうと後からまだまだどんどん出てくる料理が食べられず,苦しくも悔しい思いをします.


     

名前は忘れてしまったのですが,全体的に肉料理が多く,また味付けも濃く,塩辛いものが多かったです.パスタではトルッテリーニという小さな餃子みたいなのがコンソメスープに入って出てくるものがおいしかった.写真はフェラーリ本社前のフェラーリレストランでのものです.お皿までフェラーリのロゴ入りです.

今回の旅で一番おいしかった料理はZelmiraというリストランテでいただいたタリアテッレパルミジャーノで,キノコの平パスタ.これは目が覚めるくらいおいしかった.もしこの地方に行く機会がある方はぜひ.
それにしてもこれだけ毎日地元の人しか知らないようなお店に連れて行ってもらって選りすぐりの料理をいただいていると,テレビクルーでもつれてくればすぐにグルメ番組が出来上がりそうやねと,一緒に行った先生たちと話したものでした.