Tate Modern

ハーイ、ビーチングです!
今日のロンドンは、晴れ!とっても良いお天気です。
この前の日曜日にテート・モダンに行きました。

私の好きな場所のひとつであるテート・モダンは、国立の近現代アート美術館です。
20世紀以降の作品を集めた世界最大の7階建ての近現代アート美術館です。
オープン当時、バンクサイド発電所の廃ビルを利用して造られた建物も話題となりました。
ロンドンにある多くの美術館や博物館は入場料がフリー(無料)の所が多く、このテート・モダンもフリーです。(でも、作品によって有料スペースが設けられていて、今の時期のそのスペースはMark Rothkoの作品が展示されていました。日曜日だったこともあり、展示場内に入るには少し並びました。)
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日曜日ということもあり、テムズ川沿いにあるこのエリアはとっても賑やかでした。

エントランスのタービンホールは緩やかな下り坂になっていて、まず最初に、広ーい展示スペースに辿り着くようになっています。
今回は緑と赤のビニールのカーテンがかけられていて、中に入ってみると。。

大きなクモ!でもこのクモ、どこかで見たことあるような。。
六本木ヒルズのクモと同じような気がするんですけど!
でも、それを裏付けるような説明書きはなかったんですよね、気になる!


クモ以外にも、リンゴがあったりムービーが流れていたり。
因みに、少し写っている黄色や水色のラックもアートの一部です。ラックには本が置かれていて自由に読めるようになっていました。
数年前、このスペースにレイチェル・ホワイトリードのエンバンクメント(沢山の真っ白な箱が重なってできた迷路みたいなアート!)が展示されていた時は大人なのにちょっとテンションが上がったのを覚えています。
当時撮った写真載せれたら良かったんですけど、見当たらなくて。。残念。
テートモダンが好きな理由は、近現代アート美術館であることやこの開放感のある空間はもちろんなのですが、面白いシステムがあるのもその理由のひとつです!

それは何かと言うと。。

子供参加型美術館なのです。
美術館って、ほとんどの子供たちにとって退屈な場所ですよね。
でも、大人たちは美術館に行きたい!
そんな家族も楽しめる美術館、テート・モダン!!


封筒の中に入ったものと同じアートをみつける、アートについての質問が書いてあり実際に作品や説明書きを見てYes or Noどちらかのステッカーで質問に答える、指定されたアートと同じものをノートに描く、など他にも色んなゲームが年齢に応じて用意されているのです。
遊びながらも子供の考える力や創造力を育てる、素晴らしいですね。
テート・モダンに来ていた子供たちは皆、ノートや色鉛筆、絵の具を両手に抱えながら一生懸命作品に見入っていました。
幼い頃からこういった形で楽しむと、きっと自然にアートを身近に感じ、興味を持つようになりますよね。
子供たちの横でサポートしながら一緒に考え、楽しんでいる親御さんの姿がなんとも微笑ましかったです。
大人のほうが楽しんでたりして?笑
子供たちは展示場内でうるさく騒ぐこともなく、静かに自分たちの課題に集中していました。
ですので、周りの大人たちも静かに展示作品を楽しむ事ができます。

展示場外では、これまた子供たちが退屈することないようにアートなおもちゃスペースもあります。


もちろん、子供だけでなく大人も楽しめるようにムービー作品上映のスペースやショッピングエリア、最上階から対岸の景色を楽しめるレストラン、ムービーでメッセージを友達や自分のPCに送れるシステム(←このシステムは結構一般的で、アムステルダムゴッホ美術館にもありました)等もあります。

テムズ川に架かるミレニアムブリッジを利用するとテート・モダンがあるサザーク側から5分でシティ側に渡ることができ、セントポール大聖堂にも行くことができます。